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空き家利活用事例のご紹介

田舎暮らしに特に理想を持っていなかった。
ゆっくりじわじわと馴染んでいけますようにと、始めた杵築市大田の暮らし。

カフェ「まめのもんや」 村上淳也さん しのぶさん
国東半島のど真ん中からほんの少し西、杵築市大田、 どぶろく祭りで知られる「白髭田原(しらひげたわら)神社」から3キロほどの山あいにあるカフェ「まめのもんや」。数年前に杵築市の空き家バンクに登録されていた物件を自宅兼お店に改装して活用されている村上淳也さん、しのぶさんご夫妻の事例をご紹介します。

しのぶさんは、大分市三佐のご出身。大分市内デザイナー会社に就職して、デザインの勉強をしていたが、同時に行っていた来訪者や電話の応対、お茶出しの仕事の方が自分に合っていて楽しいと気づき、カフェに転職。その後上京し、自分の得意技を活かせる電話営業部門の会社を経験後、カフェの店長に。

2011年3月に起こった東日本大震災。会社の支援活動に希望して、ボランティアとして宮城県石巻市へ。被災した工場地帯を目の当たりにして、育った大分の三佐の光景とダブり、帰省し独立。

先ずは、レストランで調理を学びながら、別府周辺で物件探し。
猫を飼っていたことから、ペット可が条件となり、別府市内の店舗付き住宅だと高額となるために決められずにいるところに、知人から紹介されたのがこの住宅。

10数年間空き家だったおうちをご家族が杵築市の空き家バンクに登録。その後、別の方がこの空き家を購入されて家財道具などの整理はしたものの利用の手立てが定まらずに、再度空き家バンクに登録していたという空き家でした。「私が最初に見学に来た時は、居住部分がある程度片づけられていたので、生活がイメージしやすかった」としのぶさん。

一方、ご主人の淳也さんは三重県の出身。上京していた際に共通の知人を通じて知り合ったしのぶさんが大分へ帰省したことで遠距離交際へと続く。
やがて、しのぶさんの大分での田舎暮らしが始まり、様子見と作業の手伝いのために大分へ通うようになるうちに、大田の自然環境に馴染んできた淳也さん。
結婚を視野に入れながら、大分への移住を決意。お店の準備に忙しいしのぶさんの応援をしながらも自分の就職先を探している中で、交流のできたあるカフェのオーナーから、珈琲の焙煎を勧められ、指導を受けるうちに焙煎機を購入し、お店の隣に自ら焙煎小屋を作るまでになったという。

移住のきっかけとこの空き家との出会いとお店の開業について、お二人にお聞きしました。

所有者の方から、「とりあえず1年間試し移住をしてみたら」と勧められたのがきっかけでした。
実は、「田舎暮らしをしよう」という理想を持っていたわけではありません、逆に、田舎暮らしは何かと不便だろうし、人付き合いも大変だろうな、自分たちにできるだろうか、という不安ばかりの高いハードルを持ってここでの試し暮らしを始めました。
だから高いハードルを持っていた分、暮らし始めても環境面やご近所付き合いや地域の活動などにも抵抗なく馴染めていけました。

家の改装も同じです。一度にどんと全部改装することは資金的に無理ですし、スタイルが定まっていないので様子見をしながらじわじわと少しずつお店部分、厨房の改装から始めました。珈琲の焙煎小屋は以前、鶏小屋だったようですが、主人が楽しみながらたっぷり時間をかけて作り変えてきました。

お店の方は、焼き菓子の卸や委託、県内各地でのイベント出店での販売、などから始めました。続けていく中で、出店などで食べていただいたお客様がお店に訪ねて来ていただくことが増えてきました。
実は、お店の部分は改装していますが、居住部分はまだほとんど以前の家のままですので、お店の状況を見ながらゆっくりと楽しみながらリフォームしていこうと思います。

ずっとここで暮らしたいと思っていますが年齢的にも、30年、40年後に自分たちがここで暮らしているかどうかは分かりません。私たちは前の所有者の方から受け継いだ家ですので、もし私たちがここを離れることがあった場合にも、次の方がここなら住みたいと思っていただけるように時間をかけて改装や修繕をしていこうと考えています。
地域の集まり、お祭りなどの催事の参加など新しい住人としての自覚もとても大切だと思います。大変なこともありますが、いろんな方の協力もいただきながら楽しんでいます。家の周りにはいろんな果樹があり、田んぼや畑も。これからは、地域の方に教えてもらいながら楽しみながらチャレンジしていきたいと思っています。

このワンちゃん、「カマン」も人気者です。

最初の飼い主さんが、噛みつくということで保健所に引き取りを依頼したらしいのですが、ある機会に引き取って飼い始めたんです。それで、「もう噛まないように」で、「カマン」と命名。
SNSでもたびたび紹介される人気者になっていますので、ご来店の際は遊んであげてください。

カフェ「まめのもんや」

大分県杵築市大田小野244
営業日 / 木曜日〜日曜日
お食事&お弁当→前日までの要予約
カフェ→予約不要。13:00-L.O18:00まで。
<ご予約>090-7396-9339(DM予約不可)

「令和5年度空き家対策促進事業」は大分県からの委託を受け、おおいた空き家マッチングチームが運営しています。

〒879-5506 由布市挾間町挾間572-3
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ワンストップ相談窓口事業 NPO法人 空き家サポートおおいた

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