ここ数年で「空き家」問題が多くのメディアで取り上げられ、現在では誰もがいつか抱える大きな問題として認識されています。
昨今、 PCやスマートフォンの他多種多様なデバイスによって、個人が場所を問わず膨大な情報を得ることが出来る世の中へと変化し、更に新型コロナウィルスによって新しいライフスタイルが生まれ、ビジネスにおいても「在宅」「オンライン」でのワーキングなど、時代と共に生活様式が刻々と変化しています。
一方で、高度経済成長期に生まれた多くの建築が今、耐用年数などの問題で耐震改修や建て替えを検討せざるを得ない時期が来ています。また、 少子高齢化 となり福祉施設が増加したことで空き家も増えていき、手つかずで残された空き家(空き店舗・空きビ ル等も含む)は急速に老朽化していきます。
NPO法人空き家サポートおおいたは、個人・企業を問わず、まずは空き家・空き店舗・空きビルにしないための「空き家予防」を第一に掲げ、将来のための備えとしてハード面・ソフト面の両面で様々な問題を各専門家によってワンストップで対応する特定非営利活動法人です。
空き家所有者とNPO更には地方自治体や大学などとコラボレーションすることで化学反応を起こし、時には周辺地域も巻き込んで新しい価値を提案することで建築・マチは生まれ変わります。
また、令和4年度は大分県よりプロポーザルを経て 「令和4年度大分県空き家対策促進事業」 の委託を請け 、市町村の空き家担当者をはじめ、当法人会員及び賛助会員、 建物の専門家として建築士、土地の専門家として宅建士、既に移住して空き家を利活用している実践者等で構成する「マッチングチーム」を発足し 、 「 AKIYA ALL OITA 」で 官民連携して移住者と空き家所有者をマッチングします。
日常的な空き家管理から、新しい価値の創造など、問題を抱える方々が幸せになれるようにまた地域の空き家が再生することで少しでも地域コミュニティ活性化の一端を担えるよう、微力ではありますが当法人でサポートしてまいります。