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空き家利活用事例のご紹介
空き家を購入しての、賃貸住宅への改修事例(竹田市)
NPO法人空き家サポートおおいた 会員K・K

相続で取得した所有者が、県外の遠方に住まわれているために管理ができないまま数年が経過した空き家。今後も思うような管理は難しく、自らの利用・活用の計画もないことから、当NPO法人空き家サポートおおいたにご相談があり、地域性もあることで私が相談の担当となりました。

現地での確認をはじめ色々と検討を重ねていく中で、所有者の方は早期の売却の方向で進めることになり、立地などから賃貸住宅としての需要も見込まれ、所有者のご希望もあり当方での買い取りを決断した稀な事例として紹介させていただきます。

(*所有者の方の事情等を配慮して建物の住所や外観、及び個人の特定につながる情報の掲載は控えさせていただきますのでご理解ください)

市の補助金制度が活用でき、空き家バンク制度を利用することで賃貸の入居者募集も行ってくれることでスムーズに進んでいきました。

改修工事後、空き家バンクのホームページで入居者募集を行ったところ、すぐに応募があり即決の入居となりました。

工事費(総額 約240万円)について

□解体工事 25万円
□木工事 20万円
□電気工事 40万円

□キッチン周囲 25万円
□浴室周囲 15万円
□給水・給湯配管工事 10万円

□内装工事 10万円
□塗装工事 15万円
□外部修繕 10万円

□畳・襖・網戸 30万円
□諸経費 40万円

和室
浴室や内装にはもっと費用をかけることも考えましたが、家賃との兼ね合いから抑えることにしました。
個室

塗壁が剥がれ落ちていたので、全て撤去後OSB合板張り。
天井には雨漏り跡があったので修繕後、塗装をした。
畳は表替えだけした。
全体的に若者向けの仕様に変更。

浴室

床のタイル張りが古さを感じるので、清潔感のある防水ビニールシートを張り、壁はクリーニングのみ。
天井はカビで黒くなっていたので、カビ取り後、防カビ塗装を施した。
蛇口とシャワーも取り替え。

ダイニング食器棚

ダイニングとキッチンがつながる食器棚が古く扉の開閉も硬かったので、片面のみ合板を張り、塗装をし、アクセントウォールに変えた。

キッチン側からは扉をなくし、オープンな食器棚とした。

キッチン

キッチンと吊戸棚を撤去し、キッチンを新設。
壁は現状のまま、上からキッチンボードを張り、清潔に使えるようにした。

床は腐っている部分もあったので補修後、CFシート張りとした。天井は塗装をした。

蛇口、換気扇も取り替えた。

給水設備

築年数がかなり経過して、再利用すると破損の恐れもあるので、キッチンと浴室周りの給水・給湯管を取り替えた。
給湯器もエコな製品へ取り替えた。

電気設備

元々エアコン、レンジ、ドライヤーなどの同時利用が出来ない小さい容量だったので、電柱から引き込み直して単3の40Aへと変えた。
コンセントも壁を改造した部分に増設した。

外部
壁、瓦、樋の一部補修程度。
おまけ

家の中に蜂がいたり、死骸が落ちていたので、調べてみると小屋裏に大きなハチの巣があり、専門業者に駆除してもらった。
屋根と壁の小さな隙間から小屋裏へ入っていたようだった。
ハチの駆除費用に8万円掛かり、予想外の出費だった。
空き家の期間が比較的短かったので極端な傷みはなかったものの。設備や電気、給水給湯設備の破損や劣化は新規の賃貸物件としての条件は満たしていなかったのでリフォームと機器の入れ替えも行うことにしました。

最後に、
相続により、思いがけなくおうちを所有することになり、ご自分では利活用の予定はないうえに、離れて暮らしておられる場合などは、管理もできないまま空き家として長く放置されるケースは多くあります。
離れていても、所有者ご自分の負担で改修して賃貸住宅として利活用することも一つの方法ではありますが、費用や時間、その後の管理も要しますので踏み切れないという場合が多いのではないでしょうか。 今回の場合は、所有者の方の相談と決断が非常に早かったことで、空き家の期間が短くなり、リフォームと新たな居住者によりおうちが生き返ったケースと言えます。

「令和5年度空き家対策促進事業」は大分県からの委託を受け、おおいた空き家マッチングチームが運営しています。

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